8/9(水) 台風一過のクロダイ釣りへ!

迷走を続けた台風5号が本州を通過した翌日の8/9(水)、午後から横山さんと一緒にクロダイ釣りに行ってきました!沖に面した磯場にはうねりがまだ残っていましたが、逆に湾内や湾奥は台風一過のクロダイ釣りにはもってこいの状態に思えました。

『今日は絶対でっかいのが食ってくると思うんだよなぁ~…』と独り言をぶつぶつ言いながら15:05に実釣開始!海に向かって右側に横山さん、左に私が入り二人並んで竿を出しました♪

今回の釣り場は足元から20mほど沖まで浅い根が続き、その先で急に落ち込んでいます。狙い目はその落ち込み付近。横山さんは自立棒ウキ、私は錘負荷0の環付き円錐ウキをチョイスしました。

まずはオキアミで様子を見ると、なんとエサが残ります。足元付近には25cm~30cm位のアイゴ、10cm~13cm位の赤ちゃんメジナやウミタナゴ、チンチン(クロダイの幼魚)がちょこちょこ。ボラやイナッコ、ベラ、小メバル、ヒガンフグなども見えますが、こぼれ落ちたコマセには無反応でした。縄張りをパトロールするかのように悠然と泳ぎまわる大きなエイも何匹かいました。

そうこうするうちに上潮だけが左に速くなりました。湾口は左。潮は上げ。普通なら湾口方面から湾奥に向かって右流れになると思いがちですが、この場所はなぜか上げ潮時に湾口に向かって左流れになるケースが多いのです。反転流なのか、引かれ潮なのか、それ以外の要素が関係しているのかは分かりませんが、この日は特に上潮が滑って徐々に左流れが速くなっていきました。

道糸をフロートからセミサスペンドに交換して暫くすると、環付き円錐ウキが落ち込みの淵で根モタレのように沈んで本日のファーストヒット!!かなりの大物みたいです!しかしこれはすぐに大きなエイだと分かる独特の引き。グワングワンと鈍重に滑空したかと思ったら、今度はペタッと海底にへばり付きました。

『それエイだべぇ~!』と横山さん。『そうなんですよ~、でっかいエイ掛けちゃいました…。』そんな会話を交わしていると急に猛スピードで右沖に逃走。リールフルロックでハリスを切ろうと矯めたら、なんと道糸から高切れ…。ハリス1.25号が切れる前にナイロン2号の道糸が海底の障害物に擦れ、30cmほど豚のしっぽみたいにクルクルカールになっていました(><)

痛恨のウキロストを機に自立棒ウキ(遠矢DP300-10・負荷0号)にチェンジ。左流れが一段と速くなっていたこともあり、横山さんとの距離を空けるために釣り座を大きく左に移動。相変わらずエサは残りっぱなしでかなり厳しい状況が続きました。

『正直、今日はもうダメかなぁ…』そんな弱気の虫が私の心を支配していた18:30、やっぱり横山さんはすごかった!!『よっしゃぁ、食ったぞ~!』と気合みなぎる横山さんの声に振り向くと、チヌ竿が満月になっていました。貴重な1匹を慎重かつ柔軟なやり取りで制し、私が構えるタモに入ったのは44cmのクロダイ!!類稀なる集中力とワンチャンスを逃さない強さ、これはまさに狙撃手(スナイパー)のようでした。

『今日のこの状況で本命を出す横山さんは、やっぱり只者じゃない…。強いな。』そう思いながら釣りを再開しようとしたところ、『お~い、横でやっていいぞ!多分食うぞ。』と潮下&コマセが溜まっているベストポジションを私に譲ってくれました(^◇^)

横山さんの男気に感謝し、釣り座を移動して仕掛けを投入すること暫し。今度は私の棒ウキに明確な前アタリが出たあとス~っとトップが入ってヒット!横山さんにタモ入れしてもらったのは銀ピカボディーのクロダイでした!!この時のエサはコーンとオキアミの抱き合わせ、落ち込み手前の根の上でヒットしました。

今回の釣行は当初妄想していた台風一過の荒食いには程遠い状況ながら、諦めない強い気持ちと集中力の大切さを改めて学びました。魚の立場に立って釣りを組み立て、わずかなチャンスをものにする釣技を目の当たりにしたことが最大の収穫です。

釣り場では偶然、八釣会の佐藤さんにもお会いしました!(^^)!この日はヘチ釣りでクロダイ狙い。カニエサで一発強烈なアタリがあったそうですが、これはヒットせず…。またお店でも釣り場でもよろしくお願いします!!

【今回の私の全釣果】
クロダイ41cm980g

【実釣時間】
15:05~19:10

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